千葉県の土地相場

家づくりにおいて忘れてはいけないのが土地費用。家を建てる際は上物（建物本体）との合計額で予算を決めていくため、事前に土地の価格を知っておくことはとても重要です。

こちらでは、今回取材に協力してくれたもくもく村がよく建築を手掛けている千葉県の土地相場をリサーチしてみました。

千葉県全体の土地相場

2018年の千葉県の平均基準地価は、1m2あたり9万5,947円。坪単価にすると31万7,180円です。これは福岡県に次いで全国で9番目に高い数字となっており、前年比でみると1.93％上昇しています。（※1）

一般的な一戸建て住宅の土地面積を40坪だとすると、千葉県の場合、土地価格はおよそ1,200～1,300万円という計算になります。

ちなみに1位はお隣の東京で、平均坪単価は314万1,434円。電車で通える距離でありながらも土地相場は千葉県のおよそ10倍となっています。

千葉県の中でも人気のエリアである、柏市・船橋市・松戸市・市川市などは、やはりそれだけ土地の価格も高騰します。とくに人気の高い船橋市の坪単価は65万円前後で、平均の約2倍。東京に隣接し利便性も高い市川市にいたっては100万円を超える結果となっています。

これら人気のエリアに家を建てるのであれば、土地価格はだいたい2,500～3,000万円をみておくと良いでしょう。

船橋市や市川市といった中心地から離れた地域は、自然豊かな場所も多く、比較的土地の価格も安くなります。漁業が盛んな房総エリアに位置する君津市や木更津市だと、坪単価は10万円前後。千葉県全体平均の約3分の1の価格となります。

土地が安ければその分上物に費用をかけられるので、素材や内装にこだわってワンランク上の家を建てるという選択もできるでしょう。自然に囲まれた穏やかな街で、ゆったりと暮らしたい方におすすめのエリアです。

そのほか、成田国際空港がある地域として有名な成田市は、房総エリアより多少土地の値段は高くなりますが、それでも坪単価は14万円程度とリーズナブルです。

土地の価格は同じ千葉県内でも地域によって大きく異なります。千葉県内でマイホームを検討している方は、事前に各地域の土地相場をチェックしておきましょう。

多少値は張っても都心への利便性を重視したいという方は、船橋市や市川市といった中心地。穏やかな環境で土地をできるだけ安く抑えたいという方は、木更津市や君津市といった房総エリアがおすすめです。

とはいえ、土地代だけに目を向けるのは安心して家づくりするには不十分です。費用以上に、その土地で家族みんなが健康で幸せに暮らせる安全な土地かどうかもチェックしておかなければ、購入したあとに後悔することも…。

土地相場をもとに大まかなエリアを決めたら、具体的な土地探しは専門家と一緒に進めましょう。きっと満足のいく家づくりができますよ。

取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)

＊引用元：もくもく村公式HP
(https://www.mokumoku-mura.com/)

株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。

同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。

創業者　山根維随（やまねいずみ）
(NPO法人幸せな家づくり研究会理事長)＞

シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。

さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。

風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。