金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
このページでは風水の本命掛と間取りについて調べています。
誕生してから長い年月の歴史を持つ風水。改築や引っ越しをするときは、生年月日から「吉」となる方位を取り入れた「本命掛」で運気を上げる絶好のチャンスです。こちらでは本命掛と間取りとの関係を、くわしくご紹介していきます。
気の流れを取り入れた環境学とも言える風水。その中でも家と住人との掛をみるのが「陽宅風水」です。さらにその陽宅風水の中には、生まれ持つ「本命掛(ほんめいか)」で間取りの吉凶をみる方法があります。
その人の生年月日から、家の中の「吉凶方位」を決めるもので、生まれた年、性別によって8種類に分類されます。
本命掛と九星気学は、どちらも方位に関わる風水なので混乱しやすいようです。
九星気学は、移動についての方位の吉凶をみるのに対して、本命掛は家の中や敷地に関する吉凶をみます。例えば引っ越しや旅行などに用いるのが九星気学、玄関や水回りなどの方位に関することが本命掛です。
ほかにも分類の違いがあります。九星気学は、生まれた年によって下記のような9つの星に分類されます。これを本命星といいます。
一方で本命掛のほうは、下記のように九星気学の本命星よりひとつ少なく、8つに分類されます。さらに男女で掛が異なります。
まずは、本命掛における自分の方位を確認しましょう。本命掛は、立春を境目にした生年月日を用います。こちらでは見やすいように、生まれた年で暫定的に表にしてみたので参考にしてください。
生まれた年 | 男性の本命掛 | 女性の本命掛 |
---|---|---|
昭和12、21、30、39、48、57年 平成3年、12、21、30年 |
離命 | 乾命 |
昭和13、22、31、40、49、58年 平成4年、13、22、30年 |
艮命 | 兌命 |
昭和14、23、32、41、50、59年 平成5年、14、23年 |
兌命 | 艮命 |
昭和15、24、33、42、51、60年 平成6年、15、24年 |
乾命 | 離命 |
昭和16、25、34、43、52、61年 平成7年、16、25年 |
坤命 | 坎命 |
昭和17、26、35、44、53、62年 平成8年、17、26年 |
巽命 | 坤命 |
昭和18、27、36、45、54、63年 平成9年、18、27年 |
震命 | 震命 |
昭和19、28、37、46、55年 平成元年、10、19、28年 |
坤命 | 巽命 |
昭和20、29、38、47、56年 平成2年、11、20、29年 |
坎命 | 艮命 |
立春を境にしているため、2月4日前に生まれた方は前年の本命掛になります。例えば昭和55年2月2日生まれの男性は「坤命」ではなく、前年の「震命」になります。
本命掛を間取りのプランニングに活かす場合、当然「家族のだれの本命掛」を用いるか?という疑問が出てきます。この場合、家族の中心となる人の本命掛を優先してください。いわゆる大黒柱となる人の本命掛を確認しましょう。
本命掛を利用する間取りをわかりやすく説明するために、こちらでは、平成3年生まれの男性の例をとっていきます。
風水に置いての「玄関」は、非常に重要な間取りのひとつ。「気」は玄関から入り、家の中を巡るため、気がうまく入ってこないと、家運に影響を与えると言われます。
「離命」の人の場合、玄関は最大吉の「東」にすることで、金運や仕事運を呼び込みやすくなるでしょう。
玄関を東にするだけでなく、明るい印象にするのが大事。玄関の掃除や整頓を心がけて、よい気が入るようにしましょう。自然光が入るのが理想的ですが、難しい場合は、照明や明るくなるような絵画を飾るなどして、工夫してください。
リビングは家族が集う憩いの場です。住宅の間取りの中でも、一番家族の利用度が高いので、家の中心的な位置にあるのがいいでしょう。
「離命」の人の場合、玄関と同じ吉の「東」や「南」「南東」に設計するのが理想的です。
リビングにやたら家具やモノを置くと、風水的には「気」のバランスが崩れるので、整理整頓を心がけて、風通しの良い空間を保ちましょう。
寝室の方位やベッドの向きは、精神面に影響を及ぼすと言われています。夫婦間や親と子のコミュニケーションを円満にしたい人は、大吉の天位や、中吉の延年の位置に寝室を設置しましょう。
さらに重要なのがベッドや布団を引く位置。寝室の中心から見て、自分の本命掛の吉方向にベッドを置きます。
「離命」の人の場合は、寝室は開運につながる吉方向の「南東」か「北」がベスト。人間関係で吉作用がでるでしょう。
浴室やトイレは、凶の作用の強い北西か、西に位置するのがいいでしょう。水が凶作用を流してくれます。
「離命」の人の場合は、浴室トイレは小吉(禍害)の北東がいいでしょう。
本命掛を活かした間取りについてご案内してきましたが、実際は、土地や家族との関係などで、本命掛に沿うような設計にならないケースも多いかと思います。
そんな時は、やはり専門家に相談するのがベストです。風水を取り入れた家づくりをしたい人は、後で後悔しないように早めに風水専門家とコンタクトをとってみましょう。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。