金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
風水と住宅に精通したプロが、風水的な観点で見た「良い土地・悪い土地」をまとめています。
風水的に良い土地かどうかの判断は、素人ではなかなかつきにくいところ。
日当たりが良い
良い気を取り入れたり、気を滞らせないためにも、風水において、日当たりや風通しの良さは重要です。風水では、暗いところでは、気がよどむと考えられています。明るく風通しを良くすることで、陽の気が集まってきたり、気の流れが良くなるといわれています。
土地に変形がない
風水では、変形のない四角い土地の方が吉相となります。三角形の土地(三角地)や旗竿のような形をした土地(旗竿地)は避け、できる限り、四角形の土地や建物を選ぶようにしましょう。さらに、土地や建物に張りや欠けがないものだと、なお良しです。
土地の履歴が明白
過去に事故や火事があったり、墓地や病院、刑務所だったりという、いわくつきの土地は、陰の気がたまりやすくなります。その土地が過去、どのような使われ方をしていたのかなど、土地の履歴もしっかりチェックしておきましょう
南東角地は物件としても人気ですが、風水的にも吉相なのだそうです。
家相(風水)では、自然光がバランスよく入る家が良いといわれています。南東の角地は、午前中から太陽光がたっぷり家の中に入ります。東と南に家が隣接していないため、風通しの良い、快適な間取りをつくりやすいという利点があります。太陽の陽射しが入ることでエネルギーに満ち、健康運のアップも期待できそうです。
風水では、変形した土地は凶相と解釈されています。特に、三角の土地は大凶相といわれています。
変形した土地は、そこに宿る力も変形していると考えられているためです。三角地の場合は、尖っているところに殺気があると考えられています。
三角地に三角の建物は大凶とされ、三角地に四角い家を建てると無駄なスペースができてしまいます。
T字路の突き当りの家は、風水的には凶といわれています。
道路は気の通り道であり、その突き当りは「槍殺(相殺)」「路沖殺(ろちゅうさつ)」と呼ばれ、「槍が飛んできて突き刺す」「気がぶつかる」「攻撃される」と解釈されているためです。
このような場所は、エネルギーの行き場がなくなり、よどんで凶運を招き込みやすくなるといわれています。
間口が狭く、奥に広がっている旗竿地。門扉から玄関まで遠く、建物の前に隣の家が重なっているので日当たりが悪いケースが多いため、物件としての人気はあまり高くはありません。買い手がつきにくいといわれており、風水的にもあまり良くないといわれています。
気は道路から入ってくるのですが、間口が狭いため気が入りにくい上、四方を家で囲まれていることが多いので、日当たりや風通しも悪くなりがちで、良い気が入りにくいといわれています。
川の状態や家との位置関係、距離などによって吉凶の判断が分かれるようです。家の東か西をきれいな川が流れていれば吉相といわれていて、水の流れが家に向かっていると発展の気を受けるといわれています。
しかし、川の流れが悪かったり、汚い川の場合はマイナスの気が入ってしまい良くありません。北と南を流れる川も凶相です。川の外側は、気が散ってしまうため、健康運や全体運に影響があるのだとか。
騒音が少なく、日当たりや風通しが良いというメリットがありますが、風水的には良い土地とはいえません。
墓地は陰の気が強い場所のため、生気が失われたり、物事を衰退させるといわれています。特に家の隣や向かいなど、家から墓地が見える土地は凶相とされています。健康運や全体運に影響を及ぼすとされていますので、墓地の近くに家を建てるのであれば、せめて玄関が墓地の方を向かないような配置をおすすめします。
風水では、山の近くに住むことは吉相なのでしょうか。風水的観点から見ると、山の近くの土地というのは、良い場合と悪い場合があります。ページでは山の近くに住むことのメリット・デメリットや、運気アップにつながるといわれている龍脈、龍穴についても解説しています。
風水は安心して住める土地を探す道筋を示してくれるものですが、地震が絶対に起こらない場所を予測することはできません。
ただし、かつてその土地に住んでいた人たちの知恵や教訓を取り入れて、比較的安心して住める場所を探すことはできます。そのためには、風水だけではなく土地探しの専門家とともに良い土地を見極めることが大切です。
世界的に見て、日本は土砂災害が多い国です。年間で1,000件もの土石流・がけ崩れなどが起こっています。
風水で土石流がいつ起こるのか予測はできませんが、風や水、気の流れを読んで土石流が起こりにくい土地を探すことは可能です。風水を取り入れながら、山のがけ下や谷の出口を避けて安心して住める土地を探しましょう。
風水では、そこに住む人は、その土地の影響を大きく受けると考えるため、土地や家を選ぶときには、その土地の気が良いものか悪いものかを知っておく必要があります。気の悪い土地だと、住んでいるだけで運気が下がってしまうこともあるのだとか。
注意すべき土地は以下の通りです。
かつて沼だったところ、池の近く、すり鉢状で水がたまりやすい地形には注意が必要。水分を多く含み、水がよどむように陰の気が停滞しがちです。
こうした土地に住むと、とくに恋愛面でトラブルに陥る可能性があります。
荒れ放題になっていたり、寒々しい感じのする土地は生気がないといわれています。何をやっても芽が出なかったり、トラブル続きでうまくいかないことも。
幽霊が出るといわれている土地は、磁場が悪かったり、湿気が多い可能性が高く、不眠やイライラ、体調不良などを起こしやすく、エネルギーを吸い取られてしまうことがあります。
購入する土地はもちろん、土地の周囲の環境のチェックも忘れずに。
例えば、玄関を開けた時に何が見えるかということも重要になってきます。
玄関の目の前に大きな木や電柱があると、圧迫感を感じますし、良い気も入りにくくなります。玄関の前に下り階段や坂があるのも、あまり良くありません。財運が逃げてしまうといわれています。
トラブルの多い家や事故の多い道路、放置されたままの廃屋など、玄関を開けた時にネガティブな光景が見える場所に位置していると、そのマイナスの気がそのまま家に入ってきてしまうので、なるべくならこうした土地は避けたほうがいいでしょう。
両隣や四方を高いビルに囲まれた土地も、圧迫されたり、陽射しが入らずジメジメして陰の気が溜まりやすくなるので、運気が悪くなるといわれています。
家の玄関が神社の入り口と向かい合う場合も要注意、神社は火の気が強い場所といわれ、玄関と向かい合っていると家庭内にトラブルが起こりやすくなると考えられています。
これらの注意点を踏まえ、風水の観点から見た購入すべき土地とはどのような土地でしょうか。
それは、ひと言でいえば「暮らしていて気持ちの良い土地」。明るく、風通しが良く、緑があって、空気のおいしい土地です。
おすすめは高台にある土地。風水で重要視されるのは日当たりの良さです。太陽の光は、陽の気の重要なエネルギーになりますし、日当たりが良いと、健康運のアップにもつながります。
高台は風通しも良いです。風通しが良いと、気が停滞してよどまなくなりますし、高台は水はけの良さも抜群です。
活気があり、繁栄している街にも、良い気が多いといわれています。治安が良く、豊かで幸せな人が多く暮らしている地域に住むと、同じ空間にいることで良い影響を受けるようになります。ただし、歓楽街は、住居としては避けたほうがいいでしょう。
学校の近くも良い場所です。たくさんの子どもたちが集まる学校には、陽の気があふれています。
緑や自然の多い公園が近くにあると、良い気がたくさん受けられます。花壇や花がたくさん植えられている道が近くにある場合も、強いエネルギーの気を受けることができます。桜並木やイチョウ並木などは、季節によって強い気が得られます。
風水における最高の土地は「四神相応の地」だといわれています。
四神相応の地とは、4つの方位を神獣に守られた土地のことです。
これを実際の土地で表してみると、北に山や丘があり、東に大きな川が流れ、南には湖や海(または広々とした畑や公園)が広がり、西に大きな道路がある土地ということになります。
四神相応の地として有名なのが京都市です。京都は北に船岡山があり、東に鴨川、南に巨椋池、西に山陰道がありました。こうした風水的な裏付けがあったために、平安京は1000年以上も栄えてきたのだと考えられています。
実は、横浜中華街の4つの門には、四神相応を見ることができるといわれています。東にある朝陽門は青龍の青が塗られ、西には白虎を守り神とする延平門があります。北には黒い玄武門、南には赤い朱雀門というように、4つの門を四神が守っています。
これにより、中華街の発展や安全が守られ、横浜中華街は最強の四神相応の地ではないかといわれているのです。
四神に守られた土地は、風水では最高の土地とされているわけですが、四神相応の地を見つけることはかなり困難です。
風水に少しでも関心がある人であれば、四神相応の地が理想の地ということは知っていますし、すでに良い運気を実感していると思われます。
そうした土地を、その地に住んでいる人が、やすやすと手放すことは、まずないといってもいいかもしれません。
四神相応の地とまではいかなくても、できるだけ良い運気の流れる土地を探したいものです。
風水的に良い土地を探すだけでなく、家と土地の角度についても考えてみてください。風水では土地に対して家の角度が異なるだけで、運気にも多少なりとも影響を与えるといわれています。
そこで、家は土地に対して平行に建てるべきか、風水の考え方を踏まえて解説していきます。
風水的には、土地に対して家を平行に建てることは良いとされているので、運気を上げる意味でも問題ありません。また、「土地に対して平行に建てる」というのは、風水以外の面から見てもメリットがあります。
1つはご近所付き合いです。土地と家の角度は、周囲から家主の気質も感じ取られる傾向にあり、平行かつ綺麗な状態であるほど好印象を与えます。
風水的に見ても良い配置であり、ご近所付き合いという面でもとくに問題がないため、自由に配置できる状態であれば土地に対して平行に建てると良いでしょう。
家は土地に対して平行に建てると、風水的に見ても良い状態です。しかし、土地に対して斜めに建てることが、必ずしも運気を下げることにつながるかというと、そうではありません。
吉方位の中には、土地に対してある程度の角度を付けて家を建てるのが良いパターンもあるため、斜めに建てること自体に大きな問題はないでしょう。
周辺環境や土地との相性が重要なので、場合によっては土地に対して斜めに建てなければいけないケースも。家は斜めに建てたうえで、各部屋の配置や角度を調整して、より良いエネルギーを招き入れられるようアドバイスしてくれる専門家に相談してください。
吉方位が道路に面した部分でない場合、吉方位へ玄関を設置するためその方角に角度をつけるということも起こり得ます。
その場合は、玄関が吉方位にあたるように、斜めに門を設置することで運気を上げる考え方もあります。実践しているホテルもありますが、周辺環境や他の家とのバランスが悪くなることが多いため、自己判断は控えましょう。
土地に対して家を斜めに建てても大きな問題がないものの、極端に角度つけると風水以外の面でリスクがあります。
あまりに角度を付けた家の建て方を周囲が見て、家主の気質と関連づけて考えてしまうことです。隣近所とは大きく異なり、極端に角度をつけた建て方は目立つだけでなく、家主に対して周囲の調和や協調性を気にされる可能性もあります。
土地に対して平行に建てられる環境にも関わらず、45度や60度など極端に角度をつけた建て方はしないよう、慎重に考えましょう。
土地に対して家を平行に建てることは、風水的に見ても良いことがほとんど。ただ、すべての情報を鵜呑みにするのではなく、最終的には施主自身で考えて判断する必要があります。
建てた家に住み続けるのは施主やその家族です。風水や家づくりに詳しい専門家の意見を参考にしながら、風水だけではなく住みやすさも考慮して家を建てることをおすすめします。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。
風水と家づくりの専門家
山根先生に聞きました!
山根先生プロフィール
山根維随(やまねいずみ)氏。千葉県君津市に本社を構える住宅会社、株式会社アンジコアの代表取締役。NPO法人「幸せな家づくり研究会理事」。関東を中心に風水を取り入れた無添加住宅を数多く手掛けている。
山根先生が手掛けた当サイトは長年、風水と家づくりに携わってきた山根先生をアドバイザーに迎え、賢い風水の取り入れ方をまとめています。