金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
風水や家相のサイトや雑誌に掲載されている、浴室の運気アップの秘訣についてまとめました。
風水と家づくりの専門家から見ると、思わず苦笑いが出てしまうような信憑性の低い話もあるようですが、プロの話を聞く前に、どのようなことを実践すると良いとされているのかを知っておきましょう。
建て替えなどで家を解体すると、土台や柱がもっとも傷んでいるのが浴室だといわれています。水を使用する空間であり、カビなども発生しやすいことから、風通しの良い場所に配置するようにしましょう。
風通しの良さから見ると、浴室は、北、東、西、東南が◎。とくに東や東南は朝日も入るのでおすすめです。北側は、冬は寒いので、避けた方が無難です。
浴室は健康運や恋愛運、美容運に関係するといわれています。体にたまった「悪い運気」を、汚れとともに洗い流す場という位置づけです。
汚れや湿気は悪い気を発生させるといわれているので、浴室は明るく、清潔な状態をキープし、換気をしっかりしておきましょう。
浴室には暖色系のカラーを使うと、温かみが感じられ、とくに薄いピンクやベージュを用いるとリラックス効果が生まれます。バスマットは、水気を家の中に持ち込まないという役割があります。黒やグレーは避け、明るい色のものを使うといいでしょう。
方角の特徴とおすすめカラーをチェック!
風水はそもそも、木・火・土・金・水の5つの性質にわけてものごとを判断する五行思想をベースにしています。五行思想ではそれぞれの性質に相性があり、火は土に対して相性が良く、土は金に対して相性がよい。金は水に対して、水は木に対して、木は火に対して相性が良いとされているのです。
これらは五角形であらわされる五行思想の関係図において、時計回りに成立している関係です。反対に五行思想の五角形において相対する位置にある性質は相性が悪く、水は火に対して、木は土に対して、火は金に対して、土は水に対してく、火は金に対して相性が悪いとされています。
そのため、水の性質である浴室は、火の性質に対して相性が悪いのです。
五行思想の性質は各方角に対して振り分けられており、「東・東南」は木、「南」は火、「南西・中央・北東」は土、「西・北西」は金、「北」は水となっています。そのため、相性の悪い真南に浴室を配置することはあまりおすすめできません。
加えて、水の性質を持つ空間は陰の気をため込みやすいといわれているため、正常に保つことが大切です。普段から清潔に保つことがほかの部屋以上に重要といわれています。
風水的に良い気を招き入れることができる浴室とは、どのような間取りなのでしょうか?家づくりと風水の専門家である山根先生に、正しい風水の知識に基づく理想の浴室について伺いました。
山根先生に聞く!
正しい風水講座
浴室は、洗面所、キッチンと比べても水の量が圧倒的に多い場所です。
水は家に大きなマイナス影響を与える可能性があるため、水を大量に扱う浴室は慎重に位置を考えなければなりません。
湿気をもたらすため、細菌や虫も繁殖しやすくなります。
その地場の諸条件によって異なりますが、風水の考え方では、家の中に浴室を置いてはいけない場所が必ずあるはずです。
浴室の場所を決める際は、風水に詳しい家の専門家と相談して、慎重に検討することをおすすめします。
浴室も、トイレと同様、鬼門(北東)、裏鬼門(南西)は避けるべきだといわれています。また、正中線や四隅線に浴槽がかかるのも良くないといわれているので、これらを避けるようにしましょう。
家の中央に浴室があると、通気性が悪くなり、空気がよどみ、カビなどの原因にもなります。これから家を設計する場合には、家の中央に浴室を配置するのはおすすめしません。すでに家の中央に浴室がある場合には、換気扇などで空気の流れを良くし、湿気が少ない状態をキープするようにしましょう。
トイレと同じく、浴室は鬼門になりやすいため、浴槽はこまめに掃除し、使っていないものは捨てて、いつでも清潔に使えるようにします。
浸かった後の浴槽の湯には、汚れはもちろん、その日の悪い気が含まれているといわれています。そのため、残り湯をそのまま放置したり、次の日に再利用したりするのはやめましょう。「もったいない」と感じられるかもしれませんが、悪い気をそのまま放置してしまうことで生じるマイナスのほうが、結果として家全体に悪い影響を及ぼすことになるのです。
清潔にするのは浴槽だけではありません。お風呂上りに、一度使ったタオルを使うことは良くないとされています。バスタオルは一回ごとに洗濯をし、常に清潔な状態のものを使うようにすると良いでしょう。雑菌が繁殖しやすくなるため、衛生面で考えてみても使うたびに洗濯をしてきれいにしたほうが無難です。
また、インテリアについては、陰の気を呼ぶといわれる黒やグレーなどの暗い色は避けたほうが良いといわれています。ピンクやベージュなど温かみのある色の洗面器やタオルなどを用意して浴室に陽の気を呼び込めるようトライしてみてはいかがでしょうか。方角と相性の良い色のインテリアを配置することで運気が高まり、さらに体感温度の上昇による気分の向上や未病の予防などの効果が期待できるでしょう。
水を使う浴室は、家のどの場所よりも湿気が多くなります。そのため、カビの発生のリスクが高くなります。窓を開けたり換気扇を使って、湿気を逃がし、空気の流れを良くすることを心がけてください。
浴室は、悪い気を洗い流してくれる場所ですが、放置していると悪い気が溜まってしまいます。こまめに掃除をしてきれいにしておきましょう。
シャンプーやボディーソープなどのプラスチックの容器は火の気をもつので、ガラスや陶器のボトルに詰め替えるのがおすすめです。
観葉植物は気を浄化する作用があります。窓がある浴室なら、窓側に観葉植物を飾ってみるのもいいかもしれません。
お風呂場は、その日に浴びた悪い気を洗い流す場所です。浴槽のお湯にも、その日の悪い気が溶け出しています。そのお湯をそのままにしておくと、家じゅうに悪い気を広げてしまいます。蓋は必ずしめましょう。
節約のために、追い炊きをして次の日に使ったり、洗濯に利用している人も多いかもしれません。しかし、悪い気が溶け出したお湯を使い回すことは、その悪い気を他の物になすりつけているようなものなので、風水の観点から言うとおすすめできません。
排水口にゴミがたまっていると、悪い気が流れずに溜まってしまうので、排水口もこまめに掃除をしましょう。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。