金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
風水には明堂(みんどう/めいどう)という考え方があります。限られた面積で家づくりをするとなると道路側のギリギリまで居住スペースを設けがちですが、それだと乱雑な気が玄関から家の中に入ってしまうのであまり良くありません。
こちらでは、良い気を家の中に招くために必要な明堂についてご紹介します。
風水における明堂(みんどう/めいどう)とは、外から入ってくる"気"を一時的に留めて練り、"家"に適した形に変化させる場(空間)のことです。
面積が狭い土地の場合は、居住スペースを多く取ろうとして玄関と道路の距離が非常に近くなりがち。道路はいろんな人が行き交い、乱雑な気が満ちているところです。そんな道路と、気の入り口である玄関が近いというのは、乱雑な気が入って来やすい状況になります。
道路という外の世界と家に境界をつくる役割を担うのが明堂です。そのため、玄関と道路の間に庭やアプローチを設けて距離をつくる工夫が必要になります。
「庭やアプローチを設けるよりも駐車場を設けたい」と考える方も少なくはないでしょう。しかし、明堂の本質は「気を練るための空間」です。
駐車場というように、何かを行なう場所は明堂になり得ません。
例えば、神社の入り口をイメージしてみてください。道路に面しているのは鳥居で、そこから参道を通って本殿にたどり着くよう設計されています。
もし神社の本殿が道路に面していたら、どうでしょうか。「神聖な気持ちでお参りしにくい」と感じる方のほうが圧倒的に多いはずです。良い気の流れをつくるよう、神社も設計されているのでしょう。
明堂は気を練るための空間であると考え、何かをする場所をあてがわないようにしてください。
良い気を練るための場所として明堂を設けたら、気が通る入り口「玄関」まで配慮しておきましょう。
当サイトを制作するにあたってお話を伺った山根維随(やまね いずみ)先生も、玄関は「家の中で最も重要な間取り」であるとおっしゃっています。
風水のサイトや雑誌では「金運を上げたいなら東や西の方角に玄関をつくるべきだ」といった情報が掲載されていることもありますが、山根先生いわく「どの方角に玄関を設けるかは地場によって異なる」とのこと。周りの家はどのように建っているのか、道路の状況はどうかなど、周囲の環境を見て玄関の位置を決めることが何よりも大切だとおっしゃっていました。
次のページでは、気の入り口として最適な玄関の間取りについて特集しています。ぜひチェックしてみてください。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。