金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
せっかく家を建てるなら、良い気がまわる家にしたいですよね。玄関やキッチンなど、間取りを決める際には風水・家相で見た方位にも気を配る必要があります。こちらでは、間取りを決める際に知っておきたいNGポイントをまとめました。
風水・家相で見た時、家の形の理想はキレイな四角です。いわゆる「出っ張り」や「凹み」をつくるのは、あまり良くありません。はりはその方位が持っている運気を高めるといわれていますが、強いこだわりがない限りはキレイな四角の家を建てるのが無難です。
家は帰るとホッとするような特別な場所でなくてはなりません。道路は見知らぬ人たちの気が行き交い、混雑している場所なのですが、玄関と道路の距離が近いと乱雑な気が入って来やすくなります。せっかくつくった家族との特別な場所に乱雑な気は入れたくないですよね。
家と道路に境界線を引くために最も有効なのは、玄関の外に庭を設けること。道路から入ってきた悪い気が庭で練られ、良い気に変化した頃に玄関から入ってくるようになるのです。
建物の1階や地下にインナーガレージをつくってしまうと、部屋の下が空洞になってしまい、構造的に不安定になってしまいます。風水・家相的に見てもマイナス要素で、車庫の上がリビングにあたっていると家庭運がダウン。どうしても設けたい場合は、観葉植物を置いたり盛り塩をしたりして運気低下を防ぎましょう。
人がいない部屋は閉め切られていることが多く、エネルギーが通らない場所になります。当然、良いエネルギーも入って来ません。長い間閉め切られた空き部屋に入って陰気に感じるのは、まさしく陰の気がこもるからなのです。
もし家の中に空き部屋をつくってしまったなら、定期的に扉を開けておきましょう。扉を開けておくのが難しいなら、窓を開けて空気の入れ替えをしてください。そうすることで風水上のNGはリカバリーできます。
家の後ろ(座)には山のような高いものがあると良いといわれていますが、それはあくまでも「座」にある場合のお話です。家の敷地内に大きな木を植えるのはあまり良くありません。
木が小さいうちは家のほうが高く、主は人間になりますが、木のほうが高くなってしまうと、主は木になるためです。家より大きくなった木はそこに住まう人間の幸せエネルギーを吸収してしまいます。
どうしても木を植えたい場合は、家より大きくならない背の低い木にしましょう。
念願のマイホームを建てる時、夢がふくらんで「小さな池がほしい」「ちょっとしたビオトープ設けよう」と考える方もいるでしょう。ただ、風水のことを考えれば、水物を扱う際には注意が必要です。
日本では古くから水を大切にし、時には水神様としてあがめてきました。井戸を掘るなら場所や方角を重要視していますが、それは一度掘ってしまうと取り返しのつかない事態を招く可能性があるためです。水物を神として考えるなら、まさしく「触らぬ神に祟りなし」。水物の扱いには注意を払ってください。
風水では生活費を封筒に分けて管理することは、金運を下げるNGポイントとして考えられています。しかし、生活費を封筒で管理したり、用途別に分けて管理したりすることは誰もが行なうことなので対策が取りにくいでしょう。
生活費を分けて管理する場合は、封筒で分ける方法以外の管理方法を考えてみてください。
玄関に入って真正面に鏡を置いてしまうと、せっかく入ってきた幸運が跳ね返されてしまいます。逆に良くない運気が入り込む隙をつくってしまうので、鏡は正面ではなく左右に置くようにしましょう。
せっかく玄関から良い気が入ってきたとしても、一直線上に窓があると素通りしてしまいます。ただ室内に窓がないと気がこもってしまうので、玄関との一直線上を避けて配置すれば問題ありません。
水回りは悪い気が発生しやすく、たまりやすい傾向にあります。玄関が鬼門・裏鬼門にあるとそこから悪い気が入り込んでしまうので、玄関と水回りを配置する方位には十分に注意を払ってください。
近年では防犯意識が高まり、表札を置かない家もちらほら見受けられますが、風水・家相で見ると表札は玄関の顔(もしくは家の顔)として扱われます。表札がなければ主人がいないものとされ、運気がダウンしてしまうのです。
防犯上、表札を置くのが不安という方も、名字を彫った表札は置いたほうが良いでしょう。その際は五行で「火」に該当するプラスティック素材よりも、人に癒しを与える木材を選ぶのがおすすめです。
新聞紙や段ボールは紙製なので、湿気を吸う性質を持っています。
湿気だけならまだしも、一緒に良くないエネルギーまで吸い込んでしまう可能性があるので要注意。「いつか資源ごみに出そう」と考えて玄関先で積み上げていく方もいるかもしれませんが、極力放置しないようにしてくださいね。
玄関におもちゃを置くことも、風水では金運を下げる行動となっています。ただし、理由としては現実的な内容も含まれており、玄関におもちゃがあることでさらに遊ぶ・おもちゃを買うことにつながるためとされています。
また、おもちゃを玄関に置きすぎるのは、整理整頓されていない印象を与えるため、見栄えも考慮して掃除や収納し直すことがおすすめです。
階段は東に配置すると朝日が差し込む良い空間になりますが、中央にあるのは大凶だとされています。全体的な運気ダウンにつながり、風水でも家相でもあまり良いとはいえません。
現実的なお話をすると、家の中央はもともと光が当たりにくい場所です。現代のように電灯がなかった時代では、家の中央に階段を配置すると夜は足元が見えにくく踏みはずす事故が起きやすい状況でした。そういった観点からも、家の中央に階段を配置するのは避けるのが無難でしょう。
家の入口である玄関からは良い気が入ってきます。玄関を入ってすぐ階段の上り口を設けてしまうと、1階全体に良い気がまわらないまま2階へ流れてしまうので注意が必要です。
気のめぐり方を意識して階段を配置しましょう。
デザインとして階段の板の間に隙間を設ける方が増えていますが、これは風水・家相的にNG。せっかく上に行こうとしている良い気が板の隙間から抜けてしまうのです。どうしても隙間を設けたい場合は、照明を使ってうまくカバーしましょう。
北は日当たりが悪く、西は金運がダウン・南西は主婦の健康運が下がる傾向にあるので、これらの方位にキッチンを設けるのは避けましょう。キッチンを配置するのに最適なのは、東や東南だといわれています。とくに東は朝日が差し込む場所なので、おすすめです。
冷蔵庫の上に家電製品を置いていると、風水では金運を下げることにつながります。冷蔵庫は水の気があるため、火の気がある電子レンジや家電製品を置いてしまうのは相性が悪く、キッチンの気を乱れさせてしまうのです。
キッチンは金運がかかわる場所でもあるので、そこの気が乱れてしまうと金運まで下がるので注意しましょう。
また、冷蔵庫の上に物を置くというのは、風水に限らず避けたほうが良い置き方です。
冷蔵庫の上に重量物を乗せることで、負荷がかかります。水の入った容器を置いている場合、倒れた際に水が冷蔵庫にかかり、故障の原因にもなることも容易に想像ができますよね。
風水的にも物理的にも良くないので、冷蔵庫の上には家電製品や物を置かないようにしましょう。
キッチンに財布や家計簿など、お金に関する物を置いておくことも風水的に金運を下げます。とはいえ、キッチンに財布や家計簿を一時的に置いておくことは決して珍しくはなく、意識していないと思わず置いてしまう方もいるのではないでしょうか。
金運を上げたいと考えているのであれば、なるべくキッチンに財布や家計簿などお金に関するものを置かないようにしましょう。
キッチンは火の気があり、お金を燃やし、無くしてしまうイメージから、出費がかさむことにつながっています。
人によっては寝室に姿見など鏡を置いているのではないでしょうか。しかし風水では、鏡に寝姿が映ると気を分散させてしまい、運気を下げるNGポイントとしています。
そのため寝室に鏡を置いている方は、寝姿が映らない位置に移動しておくなどちょっとした工夫を設けてみましょう。
一般的に北枕はよろしくないと考えられていますが、風水的には北枕の方が運気を上げやすい良い方角となっています。風水では北から気が入り、南に抜けていくという考え方があり、北枕の場合は頭から気が入り足へ抜けていく流れが良い形となっているのです。
しかし南枕の場合は、逆の形になるため気が散りやすくなるとされているため、風水のNGポイントを避けたい方は、枕の位置を変えてみるのもいいでしょう。
体の汚れを落とす場所である浴室と相性が良いのは、東か東南です。とくに東は厄を落とすのに最適な方位といわれています。
逆に、家の中央は窓を設置できないので避けるのがベスト。湿気でカビが発生しやすい場所なので、日当たりや風通しを意識して決めると良いでしょう。
南西は主婦の方位だといわれています。そのため、主人の居場所である書斎をつくるうえでは不向きです。忍耐力が失われるほか、くよくよしてしまう性格になってしまいます。
中央は家族が集まる方位なので、収納スペースを設ける場所としては向きません。また、南も窓があるべき方位で、収納棚やスペースなどで日当たりを遮るのは良くないので要注意です。
北や東北は日当たりが悪くて冷えてしまう方位です。雨の後も水はけがあまり良くないので、ベランダを置くのは不向きといえます。また、西と西南は西日が当たる場所で室内の温度が上がってしまうのが難点。照り返しを防ぐように植物を置いて工夫すると良いでしょう。
風水や家相といっても、吉相や凶相があり、その場所にとっての良い方位がいくつも重なっている場合がほとんど。例えばキッチンも階段も太陽の光が差し込む東が良いといわれており、どちらを優先して間取りを決めるのか悩んでしまうでしょう。
家づくりは一生に一度の大きなイベントで、誰しもが失敗したくないもの。だからこそ、土地の気の流れを熟知し、風水に明るい専門家に相談することが大切です。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。