金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
風水から見た川沿いの土地は、吉相と凶相、どちらも持っています。どれが吉相で、どれが凶相なのか。川沿いの土地のメリット・デメリットとともに紹介します。
風水では、道路や川との位置関係が重視されます。道路も川も、気の流れに関わってくるからです。
川沿いの家は吉相とも凶相ともいわれていて、その判断は川が流れる位置や方角によって決まります。
家の東か西をきれいな川が流れるのは吉相だといわれています。東の川は家の繁栄を、西の川は金運をもたらします。窓から川が見える場合には、水の流れが家に向かっていると発展の気を受けるといわれます。
ただし、これはきれいな川であることが前提。流れが悪かったり、汚い川の場合、マイナスの気が入ってしまうことがあります。川が汚い場合には、なるべく窓を開けないようにして、川側のベランダや窓側に植物を置きましょう。
また、風水的には北は山、南は平地という土地が吉相とされているため、北と南を流れる川の場合は凶相となります。
また、川の外側は気が散ってしまうとされ、健康運や全体運に影響されるといわれています。
ネット上では川沿いの家は、川との位置関係によってさまざまなことがいわれていますが、山根先生は首を横に振り、「日本は雨の多い国ということを忘れてはいけません」と一言。
風水発祥の地である中国と日本の「川」は特徴が異なるため、風水の答えも変わるのだそうです。詳しくお話を伺いました!
日本の川は良く氾濫しますよね?ネット上の川にまつわる風水の話は、そこをまったく考慮していないようです。例えば、風水が生まれた中国は雨が少ないので、水量の少ない川が多いんです。
一方、日本は雨が多く、多摩川でもすぐ氾濫する。川の事故も毎年のように起こっています。
日本は狭くて、流れの速い川が多い。川沿いは大変危険であることが多いので避けた方が良いでしょう。小さい川でも氾濫の危険性があるので、注意が必要です。
川沿いの土地は風水的に見解が分かれるようですが、山根先生のご見解は「危険が多く、おすすめできない土地」なのだそうです。どのような点がおすすめできないのでしょうか。メリット・デメリットをまとめました。
メリット |
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デメリット |
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目の前が川なので、建物などがなく、日当たりが良かったり風通しが良いです。夏でも、川面によって冷やされた自然の風が吹いてくるので、快適なことが多いようです。将来的にも、目の前に建物が建つ心配がないので、景観が崩れる心配もありません。
川沿いに桜などが植えられていれば、四季折々の風景を楽しむことができますし、花火大会などが開催されれば特等席で見物することも可能。川沿いを散歩したりランニングすることもできますね。
川のそばでもっとも気になるのは、氾濫のリスクです。川底よりも土地の方が高ければ河川反乱のリスクは低くなりますが、土地の方が低い場合には、川が氾濫した際に床下・床上浸水などの被害に遭う可能性が高くなります。
川に近い場所は地盤が弱い場合があります。川からどれくらい離れているのか、その土地ができる前はどのような状態だったのかによって、将来的に地盤沈下などが起こる可能性があるかを、ある程度、予測することができます。
水の近くであり、自然が多いということで、蚊をはじめとする虫の発生は避けられません。とくに、草木が多い場所は虫が多くなるようです。
災害が多い地域ならば、ハザードマップなどで水害の可能性を確認しておく必要があります。
ハザードマップは「被害予測地図」とも呼ばれ、自然災害の被害を予測して、その被害範囲を地図で示したものです。多くの市町村で作成されています。各市町村のホームページからダウンロードすることもできますし、直接、市役所などでもらうこともできます。
ハザードマップを確認しておくことで、万一の場合の迅速な避難につながります。二次被害の発生予想箇所なども記されているので、その場所を避けることで災害の被害を低減することができると期待されています。
ハザードマップには、河川の氾濫を想定し、堤防が決壊した際の浸水想定地域や水深が表示された浸水想定地域図に、避難場所などが加えられた河川浸水洪水、土石流の発生渓流やがけ崩れの危険地などが記載された土砂災害、液状化現象が発生したり、大規模な火災が発生する範囲を示した地震災害、火口が現れる範囲や溶岩流・火砕流・火砕サージの到達範囲、火山灰が降る範囲、泥流の到達範囲などが記載された火山防災、浸水地域や高波時の通行止め箇所が載っている津波浸水・高潮などの種類があります。
*国土交通省ハザードマップポータルサイト:https://disaportal.gsi.go.jp/
川沿いに住みたいというのであれば、家の東か西にきれいな川が流れている土地を選びましょう。川が汚れていている場合には、なるべく窓を開けずに、川側に植物を置くといいでしょう。
川のカーブの外側は風水的に良くはありませんが、内側であれば問題ありません。内側の場合でも、川幅の2倍程度、川から距離が離れたところであれば大丈夫です。
川沿いの家には、氾濫のリスクがあったり、蚊などの虫が発生しやすいというデメリットがあります。これらの問題は、3階以上の家に住むことで解消できると考えられます。川沿いの家には湿気の問題もありますが、換気をこまめにしたり、除湿器などをつかってみるのもいいでしょう。
川の近くに住むにあたり、地盤の弱さも気になるところですが、川からの距離や、その土地が以前、どのような土地だったのかを調べることで、把握することができるかと思います。地盤が弱いようならば、地盤改良をするという方法もあります。
川沿いの土地は、土地の高さが川底よりも高いかどうかということが、大事なポイントです。当然、川底よりも低い土地よりも、川底より高い土地のほうが、万一、河川の氾濫などが起きた場合、安全性が高いです。
「川の近くだから」とあきらめず、ポジティブに捉えることが大切です。
既に所有している土地だったり場所的にどうしてもここに住みたいという土地だったりと、どうしても川沿いに家を建てたい方もいるでしょう。風水や家相で見た時の運気が気になるという場合は、間取りを工夫してみるのはいかがでしょうか。
家の入口である玄関は「気」の入り口でもあり、風水で見ても重要な役割を担っている場所です。よく方位だけを見て玄関の位置を決める方がいますが、それはあまり良くはありません。近隣の家がどのように玄関を設けているのか、周辺道路はどうかなど、さまざまな土地の条件を見て決めることが大切なのです。
また、玄関以外に入り口を設けると家に入ってくるエネルギーが分散され、スピードまでダウンします。そうなると家の奥までエネルギーが届きません。家の入り口は1つにしましょう。
家族だんらんの大切な場所であるリビングは、東からの日差しが当たるように設けるのがおすすめです。
太陽が昇る東からの日のパワーは強く、家族に良い影響を与えます。もちろん、土地の条件によっては東から日が入るように場所を取るのは難しいこともありますが、その場合は吹き抜けを設けて朝日を取り入れることが可能です。
信頼関係を築けている者同士のエネルギー交換は、互いに良い影響を与えるもの。勉強やティータイムなど、それぞれが違うことをしていても同じ場所にいるだけでエネルギー交換ができるので、朝日を取り入れてより良い場所にしてくださいね。
リビングには東からの日差し、いわゆる朝日を取り込むのが良いため、リビングと同じ空間につくることが多いキッチンも朝日を浴びられる東や北東を意識して置くのがおすすめ。1日が始まる場所に朝日のエネルギーを取り込むことにはメリットばかりです。
また、小さくても構わないのでキッチンにはぜひ窓を設けてください。風通しが良くなるのはもちろん、外界とのつながりを感じ取りやすくなり、家事がはかどります。
風水で見ると川沿いは方角や位置によって吉凶が決まるといわれていますが、風水の観点だけで土地を選ぶと氾濫といった水害の危険性が無視されてしまいます。そのため、風水の良い面と土地の条件を両方見ながら家づくりを進めることが大切です。
幸運が舞い込む家を建てるには、風水と土地のことに詳しい専門家に相談するのがベスト。家族が健康で幸せに生きるための家づくりを提案してくれるでしょう。
千葉県鴨川市に開運ハウスを建てられたM様の事例です。
開運ハウスの要となる土地は「土地に力があるか」「安定しているか」「良い気を集められるか」という条件にこだわって厳選。家を建てる際には、浄化作用があるといわれる水晶を基礎部分に埋め込む、無添加の建材を使用するなどの工夫をされたそうです。
風水を随所に取り入れていますが、M様いわく「しないよりは、しておいたほうが良い」というフラットな考えとのこと。肩肘張らず、家の中を「良い気」で満たすことに専念して建てられた家の様子をぜひ覗いてみてください。
金運がアップする!?風水の考えを随所に取り入れた間取りを見る
新居に風水を取り入れたかったM様は、風水設計を行なっている株式会社アンジコアの住宅展示場「もくもくの杜」へと足を運びました。そこで「新月伐採の木」を使用した家と出会います。
M様は「新月伐採の木が腐りにくく長持ちしやすい」という言い伝えを知っていたため、実際に新月伐採の木が使用されている家を見て感動されたそうです。
そのほか、炭埋(土地を浄化する炭を土地に埋める工事)や内装材、漆喰など、良い気を集めるためにこだわられたポイントについて語っていただきました。
千葉県鴨川市に開運ハウスを建てられた施主・M様にインタビュー
千葉県八千代市内で暮らされているF様の事例です。もともと緑豊かな土地と家(ご実家)をお持ちだったF様は、限られた広さ・条件の土地に合った風水ハウスを建てることに。風水のプロ・山根先生に相談して、良い気を取り込む設計にしてほしいと依頼されたそうです。
とくにこだわりが見られるのは、朝日が射しこむキッチンとリビングの構造。東から射す日の光が室内に入るよう緻密に設計されています。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。