金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
風水や家相のサイトや雑誌に掲載されている、リビングの運気アップの秘訣についてまとめました。
風水と家づくりの専門家から見ると、思わず苦笑いが出てしまうような信憑性の低い話もあるようですが、プロの話を聞く前に、どのようなことを実践すると良いとされているのかを知っておきましょう。
リビングは、家のどの部屋よりも日当たりが優先されます。そのため、家の中心から見て東や東南にあるのがベストだといわれています。
居心地が良ければ家族が集まってきますが、居心地が悪ければ、各々の部屋にこもるようになり、家族の会話も減ってしまいます。家族が仲良く暮らすためには、リビングの間取りは重要です。
家族が仲良く暮らすためのリビングとしては、玄関からリビングを通って、各部屋に行くような間取りが理想的。リビングを通らずにそれぞれの部屋に行く間取りだと、家族と顔を合わす回数も減ってしまいます。玄関からすぐに部屋に行くのではなく、一度、リビングを通ることで、家族と顔を合わせることができます。これから家を新築するのであれば、このような間取りに設計することをおすすめします。
リビングは居心地の良さにこだわりましょう。空気が良く、明るい空間をつくることで、運気もアップするといわれています。
圧迫感を抑えるため、リビングの天井を高くするのも開放感が生まれるのでおすすめです。
風水的に良い気を招き入れることができるリビングとは、どのような間取りなのでしょうか?家づくりと風水の専門家である山根先生に、正しい風水の知識に基づく理想のリビングについて伺いました。
山根先生に聞く!
正しい風水講座
一番家に入ってほしいのは朝日、つまり東からの日です。
太陽が昇っていく東からの日がもっともエネルギーがあるといわれています。 温度の高い日(東日)ほど白っぽく、温度の低い日(西日)ほど赤っぽい光をしています。東日は温度が高く、加速度的に昇ってくるエネルギーが沸いてくる強い日。西日は温度が低く、退色(日に当たって色あせる)、眠たくなるエネルギーを吸い取られる日と考えます。
東の日をリビングに入れようとすると、1階だと吹き抜けをつくるしかありません。圧迫感を抑えるためというよりも、朝日を入れるために吹き抜けを設けることをおすすめしています。
土地の条件などによっても変わってきますから、すべてのお家づくりに当てはまるというわけではありませんが、東からの太陽を浴びるために、2階にリビングをつくるのも良い場合が多いですね。
リビングの大切さは、子どもの勉強にも影響します。
独りぼっちは寂しく相乗効果が湧いてこないものです。動物はエネルギーの共鳴によりパワーアップをする、つまりエネルギーがエネルギーを呼んでくるということがあります。
1人で勉強するよりもスターバックスや図書館のほうが勉強が捗ると最近の子ども達はいいますが、最も良いのは、信頼関係がある者同士のエネルギーの交換です。
つまりLDKで、お母さんは家事をしながら、お父さんは趣味に勤しみながら、子どもは勉強をしている。そしてたまに家族で声を掛け合う。
エネルギーを燃やしている者同士が一緒にいると、力が二乗三乗で湧いてくるものです。信頼できるエネルギーの高いところに身を置くことが大切です。
リビングは北側になると冷えやすくなるので、暖色系のインテリアや小物を置くと良いとされています。
また、南西や西にリビングがあるとトラブルが増えることがあるのだとか。
風水では日当たりはまったく考慮されないのですが、リビングにおいて日当たりは欠かせません。そのため、リビングはどの部屋よりも日当たりを重視しましょう。
リビングは居心地も重要。インテリアや色を工夫して、落ち着ける空間をつくりましょう。照明も明るすぎず暗すぎないものを。間接照明を使うと、やさしい空間に仕上がります。
また、リビングに物がたくさんあると、気のバランスが乱れるといわれています。インテリアなども過度になりすぎないようにしましょう。
リビングは家庭運や全体の運気をつかさどる場所です。家族にとっても一番長い時間を過ごす場所だからこそ、常に清潔に保たれ、整理整頓されている居心地の良い環境であることが理想。リビングの環境は家庭運や全体運に大きく影響を及ぼすので、ソファに服を脱ぎ散らかしたり洗濯物を長時間干しっぱなしにしたりするのは良くありません。
汚れっぱなしの洋服が放置されていると、そこから悪い気が発生します。面倒くさがって積み重ねず、脱いだら洗面所へ持って行く癖をつけましょう。
また、電化製品は静電気を発していて、知らないうちにホコリを溜め込んでいるものです。乾いた布でひと拭きするだけ十分ですので、週に1~2回は電化製品のチェックも怠らないようにしてくださいね。
リビングのインテリアで家庭運をアップさせたいなら、家族写真を飾ることと、東の方角にテレビを配置することに注目してください。
東という方角は「音」と相性が良く、テレビやラジオなどを配置するのに適しています。明るい家庭になるのはもちろん、良い情報が入ってきやすくなるでしょう。
誰かと写っている写真は、その相手との良い関係性を築くためのラッキーアイテムです。家庭運と関係のあるリビングに家族写真を飾ると、家庭円満になるといわれています。
観葉植物は目にも優しく、癒しの効果が期待できます。家族みんなが集うリビングに置くと、家族みんなの運気アップにつながりますし、テレビの近くに置くと、電磁波をやわらげてくれるといわれています。
日当たりの良いリビングなら、陽の光を好む観葉植物を選ぶといいでしょう。ただし、真夏の直射日光は強すぎる場合があるので、レースのカーテンなどで少し日光をやわらげてあげましょう。
リビングにおすすめの観葉植物には、日当たりを好むコーヒーの木、日光を好みつつ耐陰性のあるパキラやガジュマル、壁掛けやハンギングもできるアイビー、鮮やかな丸い葉をもつゴムの木、小さな丸い葉っぱがかわいいと人気のベンジャミンなどがあります。
テーブルやテレビ台など、リビングにもいくつか家具を置きますよね。それなら素材は木製のものを積極的に選ぶようにしてください。
自然素材である「木」を取り入れると空間に温かみが増します。
また、陰陽五行で「土」にあたる陶器のインテリアを配置するのも良いでしょう。自然界にあるものを使ってつくられた家具を置くのがおすすめです。
壁紙でもっとも多く用いられる色は白。どんなインテリアにも合いますし、部屋を明るく見せてくれます。風水でも、白は「リセットの色」として捉えられ、浄化作用の強い色だといわれています。
風水では、それぞれの方位のラッキーカラーがあるので、それをもとに選んでみても。東南ならオレンジやグリーンがラッキーカラーなので、薄いグリーンやオレンジ系の色を、南はベージュや白を選んでみてもいいかもしれません。
壁は邪気の原因となる湿気が発生しやすい場所でもあります。この邪気を抑えるために、漆喰や珪藻土などの自然素材を用いるのもおすすめ。自然素材は湿気を吸い取ってくれるので、邪気の発生を防いでくれます。
リビングに置くインテリアの1つといえば、ソファではないでしょうか。ベッドに次いで大きなインテリアで、部屋の雰囲気を左右する要素もあります。
まずリビングに置くソファは、自分が気に入っているタイプを選ぶのがおすすめです。風水では使用している人の気持ちが気の流れに影響することがあるため、お気に入りのソファを日々生活するリビングに置くことで運気アップを狙いましょう。
また、風水的にソファの材質は布製が良いとされています。リビング全体がやさしい雰囲気に包まれるので、お子さんがいる家庭ではとくにおすすめです。
革製のソファを選ぶのがNGというわけではないのですが、革は火の気があり、人間関係の対立を起こしやすい性質を持っています。どうしても革製のソファを置きたいという場合は、布カバーをかけたり布製のクッションを多く配置したりしてリカバリーしましょう。
風水的には座山にソファを置くのも、運気を上げる意味でおすすめです。座山とは、リビングなど部屋の扉の反対側にある面のうち、どこかを指します。
扉と反対の場所から位置を割り出す方法は、次のとおりです。
座山の方角によって、おすすめの色や柄、素材の種類もいろいろとあるので、「迷ってしまって選べない」という方は参考にしてみてください。
リビングに家族写真を置くと家庭運がアップするので、良いエネルギーを呼び込むためにもぜひ置いてください。
こじんまりとした写真をたくさん置くのも悪くありませんが、小さな写真よりも大きな写真を飾るのがおすすめです。飾る方角は東の壁がベター。家族が末永く健康で幸せに過ごせる支えになります。
ただし、家族写真を建物の角張った部分(梁や柱の角)を指す尖角に置くと凶相になるため、避けるようにしましょう。
家族と住む新しい家には、家族運が高まる居心地の良いリビングづくりが欠かせません。
インターネットや雑誌には「リビングは東・東南にするのが良い」といった情報もありますが、実は方角だけではなく土地との相性も見る必要があります。設計図としては良い間取りが定まったとしても、土地によっては見直しが必要になることもあるのです。
理想の間取りにするためには、風水と土地の両方に明るい専門家に相談するのがベスト。風水の考え方をベースに土地探しから対応してくれる専門家と家づくりをしましょう。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。