金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
方位よりも長さや位置が重要になってくる廊下。運気がアップする廊下はどのようなものか、やってはいけないNG風水を紹介します。
部屋と部屋をつなぐ役割を持っている廊下は、方位よりも、どのように通っているかが重視されます。廊下の長さや廊下が通っている位置などに注目してみましょう。
廊下は気の通り道です。悪い気も入ってくる恐れがありますが、良い気も入ってきます。明るく清潔であることが基本なので、廊下に大きな家具や棚、山積みの本棚を置くと気が流れにくくなってしまうのだとか。
逆に、何も置かずにいると気の流れが速くなり過ぎてしまい、良い気がすぐに通り抜けてしまうのだそうです。気の流れを緩やかにして、良い気を取り込むためにも、廊下には観葉植物を置いたり、廊下の壁に絵や写真を飾ることをおすすめしているサイトが多い印象でした。
風水では、まっすぐの形は悪い気を増幅させるため、直線よりも曲線が良いとされています。また、長すぎる廊下も好ましくありません。廊下の長さは、家の一辺の3分の1~3分の2くらいまでに収めるのが良いといわれています。
すでに住んでいる家の廊下が長い場合には、廊下の途中に観葉植物を置くと動線が蛇行するため、曲線をつくったのと同じような意味になります。
山根先生に聞く!
正しい風水講座
家の真ん中に廊下があるといけないというわけではありません。ただ、ネット上でもいわれているように、廊下はできるだけまっすぐにはつくらない方が良いでしょう。
たとえば、不審者が入ってきたとしても、すぐに寝ている場所にたどり着けない方が安全ですよね?昔の城がいくつもの道や扉をくぐらないとたどり着けないように設計していたように、廊下は悪い気を大事な場所までは来させないようにし、排除する場所です。
廊下は風が通らなくてもよく、ものが置いてあってもよいと考えます。逆に良いものだけしか通らない道をつくるために設計する必要もあります。このように、とても大切な場所なので、専門家に相談することをおすすめします。
家の中央にある、光の届かない廊下や、北側にある廊下には注意が必要です。廊下が暗いと陰の場所になり、空気がよどんでしまうので、隣接する部屋のドアを開けて、外からの光が入るようにしたり、照明を明るいものに替えて、少しでも明るさを出しましょう。とくに廊下の曲がり角は暗くなりがちなので、気をつけてください。
家の中央に廊下があると家が二分されてしまい、夫婦関係や親子関係などを悪化させるなど、家族内に分裂を起こすといわれています。山根先生のご見解では、廊下の配置についてはあまり気にすることはなさそうですが、どうしても気になる方は、「廊下をこまめに掃除して清潔な状態を保ち、観葉植物を置いたり、暖色系のカーペットを敷いたりして、明るい空間にするように心がけると良い」といっている風水師もいますので、ご参考になさってみてはいかがでしょうか。
また、ひとつの部屋を廊下で囲むようなつくりの場合、その部屋を使う人が孤立してしまい、やがては家族全体の運気が下がってしまうといわれています。こうした間取りの家に住んでいる場合には、その部屋のドアや窓を開けて、こまめに空気を入れ替えるようにすると良いでしょう。
良い気の流れをせき止めないよう、廊下には大きな家具などは置かないのがベターですが、どうしても置きたい場合には、なるべく高さがなく、圧迫感のないものを選ぶと良いという意見もあるようです。
家の中のほかの部屋と同じように、廊下も明るく清潔を保つようにします。とくに廊下が長いと汚れが溜まりやすくなり、気の流れも滞りがちになります。
家の中央にある廊下も風水的にはよくありませんが、この場合、暖色系のカーペットを敷き、観葉植物を置いて対処しましょう。
風水では、暗い場所には良い気が寄ってこないと言われています。廊下の曲がり角は暗くなりがちなので、照明を増やしたり、明るいワット数に変えたり、観葉植物を置いたりして、明るい空間になるように意識しましょう。
廊下は、基本的にはあまりものを置かないほうがいいとされています。物があると、運気はそれを避けて進むことになるため、流れが停滞する可能性があるためです。とくに大きな家具や、束になった雑誌類などを廊下に置くのはやめましょう。
けれども、まっすぐな廊下は気の流れが速くなりすぎるので、これもまた、風水的にはあまり良いとはいえません。
気の流れを緩やかにするためには、絵や観葉植物、鏡を置くのがおすすめです。これらのものを置く際、上から見て交互に、S字になるようにするのがポイント。こうすることにより、気の流れがゆっくりになって、廊下から各部屋へと良い気を運ぶことができます。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。