金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
風水や家相のサイトや雑誌に掲載されている、キッチンの運気アップの秘訣についてまとめました。
風水と家づくりの専門家から見ると信憑性の低い話もあるようです。プロの話を聞く前に、どのようなことを実践すると良いとされているのかを見てみましょう。
食事をつくるキッチンは、家族のエネルギーを生み出す場所。そんなキッチンで大切なのは、明るさと風通しの良さ。空気をよどませずに、空気の流れを良くすることを意識しましょう。
リビングと同じように、暖色系やナチュラルな質感のものを選んでください。天井を明るくしたり床を落ち着いた色味にしたりすると、気持ちよく食事を楽しむことができます。
キッチンが東にあると、料理をする人も明るく元気になれて、家族も活力がアップするといわれています。朝日が差し込む方角なので、気持ち良く料理ができる場所です。
南東も明るく風通しが良いので風水的に吉。ただ、南東は香りを気にする方位のため、排水溝やゴミ箱はつねにきれいにし、においが出ないように気をつけましょう。
風水的に良い気を招き入れることができるキッチンとは、どのような間取りなのでしょうか?家づくりと風水の専門家である山根先生に、正しい風水の知識に基づく理想のキッチンを伺いました。
山根先生に聞く!
正しい風水講座
キッチンは朝日を浴びることができる場所(東、北東)につくるべきだと思います。
こちらに関しては、ネット上でも同様の意見が多いようですね。朝日のエネルギーを得られると、家事もはかどるでしょう。
一方、西日を浴びる場所(=南や西、南東)にはつくるべきではありません。風水では西日は「退色する(=ものが腐る)」と考えられているため、なるべく浴びないようにしたほうが良いとされています。
また、キッチンには小さくても窓をつくることをおすすめします。風通しを良くするという目的だけでなく、「外界との繋がりを感じられること」が重要だからです。息苦しさがなく、創作意欲が湧くような環境をつくると家事が楽しくなるでしょう。
西や西南にキッチンを配置した場合、西日が当たりやすくなります。西日が当たると体感的にも暑く感じて食欲が減退するうえに、夏場は食べ物が腐りやすくなるので注意が必要です。
家の中央から南北に引いた線を正中線、東西に引いた線を四隅線といいますが、この正中線や四隅線にシンクやコンロがかかるのは良くないといわれています。これから家の設計をするのであれば、シンクやコンロは正中線、四隅線を避けるようにしましょう。
また、キッチンは火と水を扱う場所です。火と水は料理をはじめ、私たちの生活に欠かせないエネルギーですが、風水においてこの2つは相反するものなので、良くない気が発生しやすいところでもあります。
キッチンは明るく、清潔であることが大前提。ゴミは陰の気を出すのでためないようにして、蓋付きでにおいも出ないようにしましょう。
火の気が強いので、それをやわらげるためにキッチンマットを敷くのも◎。コットンや天然素材のものがおすすめです。ただし、キッチンマットは汚れると結婚運や家庭運に影響が出てしまうので、掃除をして常にきれいにしておいてください。
キッチンは火の気が強いですが、冷蔵庫は水の気をもちます。その冷蔵庫の上に電子レンジやトースターなどの火の気をもつ家電を置くと、バランスが崩れてしまうので注意しましょう。
家計が苦しい状況を例えた「台所は火の車」という言葉があるように、キッチンは金運と切っても切り離せない関係です。金運をアップさせたいなら、次の3つを心がけてください。
金運と無関係のように見えますが、たとえばお米には「一粒万倍」という言葉があります。たった1粒のもみが万倍ものお米に育つことをなぞらえた表現で、一粒万倍日は「お金を出すことに吉」とされているのです。そんなお米は大切に扱うに越したことはありません。きちんと、米びつや専用のケースに移し替えて保存しましょう。
引き出しを整理整頓しておくのは、貯蓄運を高めるためです。引き出しがゴチャゴチャしていると、せっかく貯められるお金も貯まりません。お箸やフォーク、スプーンなどのカトラリーもバラバラにならないよう仕切りのあるケースにしまってください。
キッチングッズに自然素材を選ぶのは、金運が下がるのを抑えるため。五行で見ると、プラスチック素材は「火」に該当します。火は金を抑える関係性(火剋金)になるので、木や陶器でできたキッチングッズを選ぶのが無難です。
すべて自然素材のものを選ぶのは難しいと思いますので、常に置いてある調味料のケースはプラスチック素材を避けるといった程度でOK。無理のない範囲で取り入れていきましょう。
キッチンは言うまでもなく食事のための場所です。家づくりの際はダイニングキッチンにする家庭も多いでしょう。
食事を作るだけでなく、食事をする場所ということを意識して環境を整備することが、気の巡りを良くし、幸運を呼び込むためには重要です。
食事をとる際に必ず使うアイテムである食器。どうせ汚れるものだからと適当に選んだものを使ってはいませんか?
ほぼ毎日使うアイテムはそれだけ自分との関わりが深いものです。そのうえ、食器に宿るのは家の土台を形づくる「土の気」。そのため、食器をおろそかにしては家相の土台がぐらつくことにつながりかねません。
また、土の気は金運につながるため、財力アップを目指している方にとっても食器は非常に重要なアイテムなのです。
では、どのような食器を選ぶべきなのでしょうか。
まず、購入する際にはなるべく天然素材のものを選ぶのが肝心です。春ならばさわやかで明るい色合いのもの、冬ならば温かみのある手触りのものなど、季節感も意識できるとさらに良いですね。
また、家族で色違いのものを選ぶなど、統一感を持たせるのもおすすめ。同じ形の食器は家族に統一感を生み、家族運のアップやつながりを高めることにつながります。
とくに毎日使うお箸やお茶碗、マグカップなどをそろえると効果が期待できるでしょう。もうすでにそれらは買いそろえてしまったという方は「箸置き」で統一感をはかってみるのはいかがでしょうか。スペースを取らないうえ、値段も抑えられるものがほとんどです。季節に合わせて4種類用意するのも良いでしょう。
食器の下に敷くランチョンマットも運気アップを助けてくれます。ランチョンマットを敷かなければキッチンから発せられる良い気が吸収されず、出て行ってしまうことも。こちらも季節感に合わせてお気に入りのものを選んでください。
よく開け閉めする冷蔵庫は人目のつく場所。重要なお知らせや買い物メモなど、忘れるといけない内容をベタベタと貼りがちですが、風水的に見るとこれはNGです。
冷蔵庫だけのお話ではないのですが、扉は基本的に運気の入り口になります。そこを塞ぐようにメモを貼ってしまうと、当然良い運気が遮られることに。体の中に取り込む食材の運気まで下げてしまうので、冷蔵庫の正面にはメモを貼らないようにしてください。
火と水の気が共存するキッチンには、その気のバランスを取るために観葉植物を置くのは良いことです。とくに、火を使うコンロと水を使うシンクの間に置くのが効果的。とはいえ、観葉植物を置いたことで使い勝手が悪くなってはいけません。ストレスがたまってしまいます。
コンロとシンクの間がベストではありますが、あまり火に近づきすぎないように注意しましょう。
キッチンには、生命力が強くて育てやすく、活力アップの効果があるといわれているポトス、丸い葉の形がかわいいペペロミア、小ぶりなパキラやミリオンバンブーなどがおすすめです。
東からの日の光を取り入れることを一番に考えて建てられたのが、八千代市内にあるF様邸です。
山根先生は「風水の正解は、その土地や周りの環境によって変わるもの」と考えておられます。つまり、上手に風水を取り入れるには、土地との相性もチェックする必要があるのです。
ただ、F様はもともと土地をお持ちで、山根先生がこだわっている「土地探し」はできませんでした。土地にこだわれなかった分、家の中に良いエネルギーが入ってくるように、キッチンやリビング、階段の吹き抜けなどさまざまな工夫を凝らしたそうです。
そのため、F様邸のキッチンやリビングは朝になるとたっぷり東の日が差し込む設計に。家族にとってもお客様にとっても居心地の良い場所となっています。広々としているので、開放感も抜群です。
インターネットや雑誌の情報が多すぎて、「どの方角なら運気が高まるキッチンになるの?」「何色をベースにすればいい?」など、結局のところ迷ってしまう方は少なくないでしょう。
方角に関しては必ずしもここに設置すれば良い、ということはありません。ベースカラーにも決まりはないのです。
ただ、どの家に対してもいえるのは、朝日の当たる場所にキッチンを設けるのが良いということ。1日が始まるのは、朝食をつくるキッチンです。朝の一番良いエネルギーを受け取りながらつくった朝食には、良いエネルギーが宿るでしょう。
風水の良い面をとことん取り入れてマイホームを建てるなら、風水設計と家づくりの両方に詳しい専門家に相談するのがベスト。独学で間取りを決めるよりも、専門家を頼りましょう。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。