金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
引越しは風水を取り入れる絶好のチャンスです。自分に不要な物を断捨離し、新しい環境に身を置くことで運気が変えられます。こちらでは家づくりをする前に知っておきたい引越しのタイミングや方位、土地についてまとめました。
吉日とされる日を見て引越したいという方は「六曜」をチェックしてみましょう。カレンダーに記載されている大安・先勝・先負・友引・仏滅・赤口が六曜です。日の吉凶を判断するものとして中国から伝わりました。
引越しに最適なのは大安です。「大いに安し」という意味を持ち、六曜の中でもとくに良い日だとされています。
風水とは4000年前の中国で生まれた学問です。人を取り巻く木や水、土などの自然界のパワーバランスを考え、気の流れをコントロールすることでより良い環境をつくろうとするもの。おまじないではなく、先人たちの知恵や教訓に基づいた学問なのです。
つまり、家づくりをするうえで風水は必要不可欠な考え方になります。
人は生まれ年によって吉方位と凶方位を持っています。「年回りが良い」といった言葉がありますが、吉方位・凶方位が年ごとに変化することから言われているのです。
生まれ年ごとに九星気学に基づいた本命星(一白水星や二黒土星など)が決まっていて、本命星によって吉方位・凶方位を見出します。結婚や家づくりなどの人生の大きな変化がある時には、本命星を行動の基準と考えてきたのです。
家族で引越しをするなら、転居先の方位を調べて、一家の大黒柱となる方の吉方位に当たっているかどうかがカギになります。吉方位に当たっていない場合は、一度家族で吉方位へ行き、そこから転居先に向かうと良いでしょう。
もし凶方位だった場合でもショックを受ける必要はありません。吉方位にある神社にお参りをして引越しすると、凶方位の影響を受けずに済むといわれています。
家を新築して引越したいと考えている方は、どんな土地に家を建てるのかまで考える必要があります。
家族の運気を高めながら安心して暮らせる土地を選ぶためには、家を建てないほうが良いとされている土地を避けることが重要なのです。
たとえば、風水的に川沿いは水の流れる向きによって吉凶が異なるといわれていますが、今回お話を伺った風水と家づくりの専門家・山根先生によると「日本と中国の川は特徴が違うので風水上の吉凶を鵜呑みにしてはいけない」とのこと。雨が多い国・日本では川沿いの土地を選ぶと洪水や氾濫の危険性があります。
風水の知識だけに頼るのではなく、日本の気候や土地に関する知識も必要なのです。
風水では、人によって家を建ててはいけないタイミングがあります。そのタイミングを確認する時に必要になる考え方が、九星気学です。
古代中国から伝わり、神亀の甲羅に書かれていた魔法陣がもとになっています。人の時を9段階に分類して時の吉兆を見るのです。
九星気学で見て、5段階目にあたる「定位(じょうい)」の年に家を建てると身の回りで不幸なことが起こりがちになるので要注意。2019年に定位に該当するのは八白土星、2020年は七赤金星が本命星の方です。
九星気学は旧暦で一年を見るため、1/1~2/3生まれの方は前年の星に該当します。また、女性の場合は本命星が異なる場合があるので、詳しく知りたい方は専門家に相談してください。
本命星 | 生まれ年 |
---|---|
一白水星 | 1963年、1972年、1981年、1990年、1999年、2008年 |
二黒土星 | 1962年、1971年、1980年、1989年、1998年、2007年 |
三碧木星 | 1961年、1970年、1979年、1988年、1997年、2006年 |
四緑木星 | 1960年、1969年、1978年、1987年、1996年、2005年 |
五黄土星 | 1959年、1968年、1977年、1986年、1995年、2004年 |
六白水星 | 1958年、1967年、1976年、1985年、1994年、2003年 |
七赤金星 | 1957年、1966年、1975年、1984年、1993年、2002年 |
八白土星 | 1956年、1965年、1974年、1983年、1992年、2001年 |
九紫火星 | 1955年、1964年、1973年、1982年、1991年、2000年 |
何かを始める時は自分にとって良いタイミングを見極めるべき、という考え方は九星気学に詳しくなくても誰しもが持っているものではないでしょうか。ただ、独学で判断するのは難しいため、風水や家相に詳しい専門家に相談するようにしましょう。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。