金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
家の中心から見て北東の方角を「鬼門」、その反対である南西の方角を「裏鬼門」といいます。古代中国で、北東の方角から敵が攻めてきたこと、南西からは強い風が吹いてきたということに由来し、北東を鬼門、南西を裏鬼門として、忌み嫌われるようになったと考えられています。
方角は家の外に限らず、家の内部でも鬼門・裏鬼門の場所ができてしまうのは避けて通れません。鬼門や裏鬼門というと凶相というイメージがありますが、本来は位の高い神聖な場所として考えられてきました。人があまり触れないようにと、あえてマイナスなイメージで伝えられてきたのかもしれません。
不浄に関わるトイレや浴室が鬼門にあるのは避けた方が良いとされていますが、リビングや寝室、子ども部屋がこの方位にあたるのは問題ないといわれています。
鬼門や裏鬼門で避けるべきは、玄関やトイレ、浴室、キッチンです。
玄関は気の入り口といわれていますが、一般的に玄関は建物で見ると引っ込められてつくられることが多々あります。風水では建物はより四角に近い形が理想とされていて、引っ込んでいる部分は、風水では「欠け」と捉えられるのです。欠けがあると家全体のエネルギーが弱まると考えられています。鬼門の方位は気の流れが激しく、注意が必要なため、玄関が鬼門で欠けている場合、マイナスのエネルギーが家の中に流れ込んでしまうといわれているのです。
鬼門や裏鬼門は気が乱れやすく、不浄なものがあると、家全体に陰の気を巡らせてしまうと考えられています。北東は日が当たらず、寒気や湿気が強いため、浴室やトイレが北東にあると、冷えやすく温度が上がりにくいので要注意。カビなどが繁殖しやすく不衛生になりがちです。
また、鬼門(北東)に浴室やトイレがあると、冬場はとくに体に大きな負担をかけてしまいます。ヒートショック現象といって、急激な温度変化が起こることで入浴時に心筋梗塞や脳卒中で亡くなる方も少なくありません。昔に比べれば浴室もトイレも暖かいつくりになりましたが、現在でもあちこちでヒートショック現象が起こっており、家づくりの際は注意が必要です。
裏鬼門(南西)にキッチンがあると、強い西日にさらされるため、食べ物が腐りやすくなるといわれています。こちらも避けたほうが良いでしょう。
やむをえない事情で鬼門・裏鬼門に、トイレや浴室をつくってしまうこともあるでしょう。そんな時、凶相をリカバリーできる方法があります。
鬼門にトイレや浴室、玄関を設ける場合は、汚れが蓄積しないようこまめに掃除をして清潔に保ってください。できればインテリアも「白」を基調にしましょう。というのも、白は汚れが目立つ色。汚れていることにすぐ気づくことができ、掃除をするクセがつけられるのです。
鬼門は本来、位が高い神聖な方位です。人が侵してはならない場所として、鬼門・裏鬼門を恐ろしいイメージにして伝えたという話もあります。そのため、鬼門にトイレや浴室、玄関を設けるなら盛り塩で場所を清めておきましょう。
盛り塩のやり方は簡単です。小皿を用意して大さじ1(10g)程度の粗塩を盛るだけ。欲をいえば、国産の天然の塩を使うのが理想です。週に1回の間隔で定期的にお塩は取り換えるのも忘れないでくださいね。
もちろん鬼門でなくても盛り塩は厄払いに有効な風水術です。風水上、あまり良くないとされる方位に部屋を設ける際には盛り塩でリカバリーしていきましょう。
生花には運気を活性化するパワーがあります。花が飾られているだけで家の中の雰囲気が明るくなるように、鬼門に生花を飾るのもおすすめです。
鬼門であれば生花の色は白・ラベンダー・黄色などを選びましょう。鬼門はこれらの色と相性が良いとされています。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。