金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
風水や家相のサイトや雑誌に掲載されている、子ども部屋の運気アップの秘訣についてまとめました。
風水と家づくりの専門家から見ると、思わず苦笑いが出てしまうような信憑性の低い話もあるようですが、プロの話を聞く前に、どのようなことを実践すると良いとされているのかを知っておきましょう。
子どもの健やかな成長のために、子ども部屋をどの方位に置くか?というのは重要視されています。勉強したりくつろいだり、眠ったりと、長い時間を過ごす場所になるので、親としては居心地の良い空間にしてあげたいものです。
子ども部屋の吉方位は東、東南、北、南西なのだとか。
東は朝日のエネルギーを浴びることができ、とくに男の子にぴったりの方位だといわれています。勉強やスポーツに、積極的に取り組めるようになるとされています。
南東は女の子におすすめなのだそう。風通しを良くすることで、対人運もアップします。
北は比較的静かで、勉強に向いているので子ども部屋にもいいといわれています。精神的にも落ち着いて勉強できるようです。
南西に子ども部屋を配置すると、落ち着きのある子になる傾向があるといわれています。活発さがほしい場合には、東側に机を置くと良いでしょう。
ベッドは東向きで、朝日を浴びることができる位置が良いでしょう。太陽のエネルギーをしっかり受けられるので、目覚めもすっきり。他にも、健康運や対人運などがアップするといわれていることから、北枕もおすすめです。
この他にも、
など、さまざまな風水術がサイトや雑誌で紹介されています。
風水では伏位の考え方を取り入れることで、子ども部屋に置く勉強机の向きについて良い方角を見極められると考えられています。
机の向きについては、本命掛けから伏位を求めます。本命掛けは誕生年と性別によって、異なる仕組みです。
本命掛けには、乾・兌・艮・坤・坎・離・震・巽という種類があります。伏位は以下のように、それぞれの本命掛けと呼応しているのです。
伏位が出せたら、その向きに子ども部屋の机を配置してみると良いかもしれません。
風水を取り入れた机の向きにする時は、伏位だけでなく文昌位の考え方を重視してみましょう。
文昌位は中国の学問に関する神様(文昌帝君)の力を借りつつ、運気を上げる方角。受験前やテスト前など勉強に関わる時には模様替えしてみても良いかもしれません。
文昌位は伏位と異なり、玄関や部屋の入口の向きによって机の向きが変わります。そのため、まずは玄関や部屋の入口がどの方角に設置されているか確認する必要が。また、扉の外(扉を背にする)に立った時、自分がどこを向いているかを基準にしているのもチェックしてください。
下記が玄関・部屋の入口の向きと机の向きの一例になります。
また、部屋と机の関係性については、部屋の中心点を基準にしたうえで机を配置するのが基本です。
風水から見た時に、子ども部屋に設置する机は、窓など部屋の外とつながっている部分と接しないほうが良いようです。
窓といった外とつながっている部分は、気の出入りが多いとされているため勉強に集中できなかったり、運気を下げたりといった側面もあります。
また、柱や梁など角部は、風水で壁刀殺と呼ばれる場所となっていて、運気を下げるため子ども部屋の机やベッドなど頻繁に使用する物は置かないのがおすすめです。
子ども部屋の方向別のコーディネートのポイントを簡単にまとめました。イメージしている家ではどの部屋が当てはまるのかを考えてお家をデザインしてみてください。
風水的に良い気を招き入れることができる子ども部屋とは、どのような間取りなのでしょうか?家づくりと風水の専門家である山根先生に、正しい風水の知識に基づく理想の子ども部屋を伺いました。
山根先生に聞く!
正しい風水講座
子どもが親と行動を共にしなくなり、自立し始めるのは中学2年生ごろからなので、本当に「子ども部屋」が必要となるのは5年間(中学2年~高校3年生)程度ではないでしょうか。
その5年のために子ども部屋が必要かという議論もありますが、子ども部屋は寝るだけの場所に、勉強はリビングでというのが好ましいと考えます(東大生の多くはリビング学習だったという調査もあります)。
1人ぼっちは寂しいですからね。人が近くにいるとエネルギーをもらえるものです。小さいうちは親が子どもに勉強を教えることも多いですし、リビングで勉強をした方がはかどるのではないかと思います。リビングに子どもの勉強道具を収納するスペースがあると良いですね。
とくに避けた方が良い方位というのはありませんが、家の中央に子ども部屋がある場合は、ほかの部屋の運気にも影響を与える可能性があります。その場合はこまめに清掃や換気を行ないましょう。部屋が汚れると運気が乱れるので要注意です。
机は、ドアや窓を背にして置かない、窓際に置かないのが基本。ベッドと机の向きを南にすると、ストレスがたまりやすく、イライラしたり、集中力に欠けたりするといわれています。
子ども部屋だからといって、子どもっぽい柄や派手な壁紙もNG。落ち着きがなくなり、集中力が育ちにくいとされています。特に人物の絵や写真が描かれたポスターをベッドや勉強机の近くに貼るのは避けたほうが良いでしょう。視線が子どもの集中力を奪い、落ち着きが失われることになります。まれにですが天井に人物のポスターを貼るという家も。そういった状態は望ましくないということを覚えておきましょう。
また、風水を取り入れるためにベッドや机の位置を変えることもあると思いますが、親がの考えだけで進めてしまうのも良くありません。勝手にやってしまうと反感を買ってしまうのはもちろん、子どもの自立心を傷つけてしまいます。
子ども部屋に風水を取り入れるときは、子どもと一緒に進めましょう。
暗い場所は陰の気がとどまるため、子ども部屋は窓を大きめに確保したり大きな照明を設置したりと、明るい部屋になるようにしてください。取り付ける照明はホコリがたまらないよう、天井に直付けするタイプのものが良いでしょう。
一年を通して太陽光が入りやすい東南の方位に子ども部屋を設けてあれば、しっかりと太陽光を浴び、自然の風を取り入れられる心地良い環境になります。ただ、東南に子ども部屋がないとダメということはなく、部屋全体の明るさに気をつけるだけでも子どもが過ごす環境は大きく変わることを覚えていてくださいね。
風水に限らず、子どもは大人よりも周囲からの影響を受けやすい性質を持っています。色やデザインなどの内装にこだわるよりも、まずは有害な化学物質を含まない家具を選んであげてください。自然素材を使った机やベッドがあれば、子どもは「木」のパワーを受け、まっすぐにすくすくと育ちます。
窓も定期的に開けて空気を入れ替えてください。もし窓が開けにくいようなら、空気清浄機を置き、常に良い空気が満ちている状態をつくりましょう。もちろん、常に部屋を整理整頓しておくことも大切です。
観葉植物を置くなど、部屋の中に自然を持ち込むのもおすすめの手段です。緑が目に入ることで心に落ち着きが生まれ、発展運が向上します。例えば子どもが目を向けることが多いテレビの近くや勉強机の上に観葉植物を置いてあげることでどんどん発展の種も芽吹くことでしょう。テレビの近くに置いた場合はテレビのから発せられる陽気や刺激をやわらげることもできるかもしれません。
お子さんを勉強にしっかり集中させてあげるためにも、間取りとしてベッドとおもちゃは引き離したほうが良いでしょう。せっかく勉強に向かおうとしてもおもちゃやベッド、漫画などが目に入るとついつい誘惑に負けてしまうのが成長期の子どもです。それらが目に入らないようなレイアウトを考えてあげることで集中力を助けることができるでしょう。なお、勉強机の向きは知識を入れる勉強の場合は北向き、技術を身に着けるタイプの勉強の場合は東向きが良いとされています。
子ども部屋の床は乱雑に散らかってはいませんか?お子さんが健やかに育つためには部屋はきちんと片付けさせなければなりません。
「当然じゃないか」と思う方も多いでしょう。しかし、前述の通り木の気を持つ子どもは思った以上に環境の影響を受けやすいもの。きちんと整理整頓された空間で過ごすことが気の乱れを防ぎ、きちんとした生活習慣を送るための下地となるのです。
ただし、この片づけは親が勝手にやってはいけません。子どもの自主性を否定することにつながりますし、少なからずプライベートに立ち入ることになり、大切な自尊心・自立心を損なう結果となってしまうかもしれません。必ず本人自身に「部屋を片付けるべきだ」とロジックを持って説明し、自主的な生活の改善を促しましょう。場合によっては新しい家具を購入したことをかわきりに部屋の模様替えを提案しそれに合わせて部屋を片付ける習慣を身に着けさせるといった手も良いかもしれません。
大切なことは子どもに自分の部屋は自分のものであり、しっかりと整えることで気持ちが良いという感覚を根付かせてあげることなのです。
新築で子ども部屋を設けるのは悪いことではありません。ただ、子ども部屋を設けることで、我が子が「子ども」でいる貴重な時期に一緒に過ごす時間が少なくなってしまうのはデメリットとして挙げられます。
子どもは身近にいる親や兄弟から礼儀や協調性を学ぶものです。離れているよりも近くにいるほうが、人としての根幹を形成する時期に影響を与えやすいといえます。
山根先生も「人が近くにいるとエネルギーがもらえる」とおっしゃっており、中学生に上がるまでは子ども部屋を与えず、できるだけ長く一緒に過ごすのがおすすめです。
子ども部屋を与えるなら、善悪の判断を自分でできるようになってくる中学生以上がベスト。いずれ子どもに与えるつもりで部屋を設けるなら、具体的な間取りは風水と家づくりの専門家に相談しておきましょう。
取材協力
もくもく村
(株式会社アンジコア)
株式会社アンジコアが運営する漆喰や無垢などの自然素材で建てた無添加住宅やログハウスが見学できる展示場。先人たちの経験を基に導き出す風水を大切にして作った自然の中にある6棟の展示場をリアルに体感することができます。
同サイトでは、風水にも精通する山根維随代表に協力を依頼し、家づくりに取り入れるべき風水などについて伺いました。
シックビル症候群にかかった経験から、シックハウス症候群に苦しむ人を救いたいと考え、住宅事業に参入。化学物質による健康被害を防ぐため、自然素材を使った無添加住宅を提案しています。
さらに「家を建てるご家族の幸せのために、風水を取り入れるべきだ」という結論に至り、理論を修得。
風水の観点から見た「良い土地」探しから請け負い、質の高い家を提供しています。