金運・健康運・仕事運に恵まれた家を建てる!風水の家マニュアル【完全版】
ここでは、風水に良いといわれているインテリアをピックアップしています。インテリアというと、お金がかかりそうだと思われるかもしれませんが、お金をかけずにできるのが風水の良いところでもあります。すぐに、手軽にできる風水インテリア術を紹介!
気の入り口である玄関は、風水を考える上で、とても重要な場所です。
玄関の方位は、東南と南が吉といわれています。これは、太陽の光が差し込む方位のためです。では、太陽光が差し込まない方位に玄関があると開運は望めないのかというとそうではありません。玄関は、向きよりも明るさが大事だといわれているので、西向きや北向きでも、運気の良い玄関を目指すことができます。
玄関の照明は明るいものを。とくに、昼間の太陽光に近い色味のものがおすすめ。照明器具も明るいものを選ぶようにしましょう。玄関が明るいと、家全体が明るく見えます。玄関周りのインテリアは白を基調とすると、金運アップにつながります。
玄関の香りが良いと、良い気を呼び込むといわれています。生花を飾ったり、芳香剤などを置くと良いでしょう。
観葉植物も良い気を呼び込みますが、尖った葉は鋭い気を発生させるので、リラックス効果のある丸みのある葉のものがおすすめです。
また、玄関がきちんと片付いていることも運気を呼び込むためのポイント。履いていない靴は下駄箱にしまうのはもちろん、スリッパも、出しっぱなしにはせず、スリッパラックなどを使って、きちんと片づけておきましょう。
リビングにソファを置く場合、ソファは出入り口からなるべく離し、上座に配置します。このとき、ソファが出入り口と向かい合わないようにします。
背の高い家具を置くと圧迫感が出てしまいます。リビングはくつろぐための空間なので、家具は背の低いものを、スペースにゆとりをもって配置するのがおすすめ。フロアランプなど間接照明を使って、やわらかく温かみのある光を演出しましょう。
カーテンの色や柄はソファと合わせて。主張の強い色や柄にすると、落ち着かず、室内も重たい印象にしてしまいます。
丸テーブルは安定感に欠けるので、くつろぎのスペースであるリビングには不向き。長方形か楕円形がおすすめです。
強い陽気をもっているテレビの横には、観葉植物を置くとバランスが取れるといわれています。リビングに置くなら、気持ちを落ち着かせる丸い葉のものがいいでしょう。
リビングに家電製品が多くなると、気が乱れて、落ち着かなくなるので、テレビ以外の家電はなるべく別の部屋に置くようにしましょう。
人間は、寝ている間に気を取り込んで補充するため、寝室の風水インテリアによって、いかに熟睡できる寝室づくりができるかがポイント。
まずはベッドの位置を決めます。頭から気を吸収するといわれているので、枕の方位が重要です。風水では、頭が冷たく足が温かいというのが理想的。そのため、一般的には縁起が悪いと避けられている北枕がベストなんです。南や西に頭を向けると熟睡が妨げられるので、東から北に頭がくるようにベッドを置きましょう。
寝るときには室内の電気をすべて消すという人もいると思いますが、部屋を真っ暗にすると陰の気をたくさん吸収してしまいます。小さくて良いので、テーブルランプなどを使用するようにしましょう。
寝室から運を逃がさないようにするため、カーテンは二重に。レースのカーテンと遮光カーテンという組み合わせがスタンダードかもしれません。カーテンを柄物にするなら布団カバーは無地にするなど、カーテンと布団カバーはコーディネートするようにしましょう。
水と火、金が混在しているキッチン。そのままでは、お互いがお互いを壊す関係にあるため、互いに活かす関係に導くような空間づくりが必要です。
キッチンのインテリアとして取り入れたいのが観葉植物。観葉植物は木の要素をもつため、水と火の間に入り、水と木、木と火という相生関係をつくることができます。観葉植物を置くなら、コンロとシンクの間に。ここに置けない場合は、キッチンカウンターに置くと良いでしょう。
包丁は金属なので金の気をもちます。火と相性が悪いので、コンロのそばに置くのはNG。包丁は出しっぱなしにするとキッチンの気を乱すので、シンク下に収納するようにしましょう。
まな板は、プラスチック製は火の気をもつのでシンクと相性が悪いため、木製のものがベスト。プラスチック製を使う場合は白、黄色、緑のカラーを選ぶといいでしょう。洗剤のケースもプラスチック製が多いですが、できれば、ガラス製の容器に移し替えるのがおすすめです。
ゴミ箱はフタ付で、目立たないように隠すか、周囲に溶け込む色のものを使うようにしましょう。プラスチック製は避け、木製か金属製のものが理想。
成長中の子どもは大人以上に環境から影響を受けるといわれています。そのため、風通しを良くし、遊びと勉強、給食のバランスを保った部屋作りをするように心がけましょう。
まず、ベッドは東に頭を向けるのがベスト。成長運や発展運が伸びるといわれています。東に向けるのが難しい場合は北向きでも。
テレビや漫画などが目に入ると、集中力や注意力が散漫になります。勉強机は、壁に向けるなどして孤立させるのがおすすめ。知識のための勉強なら北向き、技術のための勉強なら東向きがいいとされています。
子ども部屋にテレビがある場合は、テレビの隣に観葉植物を置くと発展運がアップします。
風通しも重要なので、窓の前などに背の高い家具などを置いて風の流れを邪魔することのないように。カーテンとベッドカバーは、どちらかが柄ならどちらかが無地というようにバランスを取るようにします。
廊下や階段は、良い気を取り込むために、気の流れを緩やかにすることを心がけましょう。
廊下が直線の場合、気が早くなりがち。廊下の対面に、交互にS字になるように鏡を飾ったり、S字に観葉植物を置くことで、気が緩やかになるといわれています。
階段を絨毯張りにすると、気の流れが緩やかになります。すべての階段に絨毯を貼るのが難しい場合は、階段の上下だけでもマットを敷くといいでしょう。素材は天然素材が◎。
階段の方位は、東、南東、南、北がいいといわれていますが、それ以外の方位にある場合には、以下の方法で対処しましょう。
西や北西にある階段の場合、階段の上下に石か金属製の彫刻を置くと効果的。北東や南西の階段には、階段の上下に天然塩を置きましょう。
北、東、南東は好ましい方位ですが、さらに運気をアップさせるなら、観葉植物を置くのがおすすめです。
トイレは排泄のためにあり、悪い気を招きやすい場所です。健康運との深い関わりがあるため、常に浄化を意識しましょう。
室内の空気が悪いとそこに留まるエネルギーも良くないものになってしまいます。家づくりの際は換気のために窓を設けるのがベスト。もし窓がないなら植物や炭などの消臭アイテムを置いてください。
トイレマットやスリッパ、タオルを置く時はパステルカラーの物を選ぶのがおすすめです。室内を明るくすることでトイレにこもりがちな悪い気を浄化します。
一方、気をつけてほしいことが3つあります。
便器のフタが常に空いていると悪い気が広がってしまうのでNG。トイレットペーパーを床に積むのは見た目が良くないのはもちろん、人間関係の悪化につながります。人と同様に運気が出入りする扉もゴチャゴチャしていると良い気が入りにくくなってしまうのです。
理想のトイレを保つカギとなるのは「明るい室内」。運気を逃がさないよう、インテリアにも気を配ってみてください。
誰が利用する部屋なのか、どんな運気を高めたいと考えているのかによって、風水インテリア術はそれぞれ異なります。単純に明るい色を取り入れれば良いというわけでもありません。
また、風水インテリア術を取り入れたからといって必ず運気が上がるものでもなく、「家全体に幸運が訪れるようにひと工夫加えている」という気持ちで取り組むのがベストです。自分や家族にとって必要なものだけを拾い上げていくスタンスで、過度に気にしすぎないようにしましょう。